インフレ

景気が良くないのに株価が上がるカラクリ(お金の価値と資産形成)

クライアントさんから頂いた質問に答えます。

「景気が良い気がしないんですが、株価が上がり続けています(2021年)。これはなぜですか?」

 

2020~2021年のマーケット

まずは、新型コロナウイルスの影響を受けた2020~2021年を振り返ってみます。

(ダウのグラフ)

2020年後半から株式市場、仮想通貨市場はとても盛り上がっていますね。

ここで疑問が生まれた方は、マネーリテラシーを鍛えている方かもしれません。その疑問とは、

世界は新型ウイルスショックで景気がいいわけないのに、なぜ株価が上がるんだろう?

これ不思議ですよね。

不景気なのに株価が上がる仕組み

「世界各国がお札を刷りまくっているから」

が主な要因です。

つまり、、、

コロナショックの経済対策で各国追加予算を発表、通貨を増刷し、必要なところにお金を供給している。

アメリカの通貨供給量

2020年3月23日:4兆1365億ドル
2020年5月22日:5兆662億ドル
2か月で+9,297億ドル(+23%)

これ、2か月間で相対的にドルの価値が23%下落しているということです。

え、ドルの価値が下がったらドル安になるんじゃ?
そんな顕著なドル安にはなってないけど?

これは半分正解だと思います。通貨為替にはあまり影響していない。

なぜなら、世界全体でこれをやっているからです。

これは、世界的な通貨安(お金の価値を下げるインフレ)になっている、と言えます。

ピンときた方いますか。それは、

世界が日本と同じことおっぱじめた!

日本は、元からアベノミクスでお札を刷りまくって円の価値を下げ、円安ドル高に誘導しようとしている。

相場は需要と供給のバランスで決まります。

今までは、

各国の経済状況、政策を見て、円にお金が流れたり、ドルにお金が流れたりしていました。

今回は世界中の国が弱ってしまって、通貨自体の力が弱まっています。

資産を守る方法

通貨で保有したら価値が下がる→通貨以外の他の資産に換えておこう

これは自然な流れだと思います。

結果、どの国にも属さないビットコインにお金が流れた。

これも、グローバル化の1つの現象だと思います。(ウイルスが推し進めているのはなんとも皮肉ですが)

これからは、日本人だからと言って日本だけを見ていると、生き残れない時代に突入しているのかもしれません。

株、ビットコインで大儲けしてやろう!

ではなく、

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コメント

  1. AK より:

    今まで資産を守ることなんて考えたことなかったけど、資産を守る方法を知っていれば安心感が持てますね。FPの資格を持っている方に相談すればいいのかな?

    1. 石野 陽介 より:

      AKさん
      コメントありがとうございます。

      資産を守ると言えば、「節約」や「貯金」がイメージされると思いますが、
      今の日本では一生懸命節約して貯金を頑張っても、穴の開いたバケツのように資産は目減りしていきます。

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